昭和30年代の古き良き時代と呼ばれていた頃、商店街に行くと、その街全体に漂う独特の匂いがありました。また女性たちの脇の下から、ほんのり(時として強烈に)漂ってくる汗の匂いは、「女性の色気」と表現され、腋毛が“おばさん”の指標のように解釈され、今思えば、何もかもが“しゃれ“として笑い飛ばすようなおおらかさがありました。現代、衛生面での管理がきちんとなされるようになるのと同時に、体臭への人々のこだわりが徐々に変化してきています。

自分への体臭へ注がれる他人の視線や評価が気になり、思い悩む人や、匂いそのものへの嫌悪を感じてしまう人も多く、自分が安心ならそれで良いとは言えないシーンが増えてきています。人の気持ちそのものがささくれだってきてしまっているのかもしれません。また匂いがストレスになり、うつになってしまう人が増加しているというのも問題です。

匂いが気になるというよりも、香を楽しみたい、さりげない香でおしゃれがしたいという人が増えてきているのも事実です。こうした一連の現象は、人々の生活が豊かになってきたせいかもしれませんね。香の問題が解消されただけで元気になれるなら、お安い御用と考えた方がいいのかもしれませんね。

また実際、真夏のムシムシとする季節に、ただでさえ気分が悪くなりそうな満員列車の中で、強烈な汗の臭いではなく、バラの香に包まれるとしたら、仮に汗がうんざりするほど噴きだしていて、気持ち悪い状況の中でも、お互いに爽やかな気分で過ごせるかもしれませんね。そういう意味では、香を漂わせるという行いは、周囲への思いやりある心遣いとも言えるかもしれません。

そうした社会のニーズに合わせるように、最近様々な香の研究が進められており、香に関連したグッズが多く販売されています。その中のひとつにバラの香を使ったサプリメントがあります。これを使用しただけで、体中からバラの香を放つことが出来るというものらしいのですが、果たして、実際には、どういうものなのでしょうか。今回、このバラをめぐる話題をいろいろ集めてみました。